何かと問題のあるパラフェニレンジアミンについて

いつもお読みいただきありがとうございます

毛髪診断士指導講師の大坂です

 

空気が乾燥してくるとアレルギーの問題が増えてきます。

空気が乾燥しなくても問題のあるパラフェニレンジアミンについて、様々な文献をもとに考察していこうと思います。

 

パラフェニレンジアミンについて詳しくは、Wikiペディアをご参照くださいね

パラフェニレンジアミンというとすぐさま思いつくのが”ジアミンかぶれ”かと思います

まさしくその通りでパラフェニレンジアミンは、25種類ほどある日本人で陽性率が高い原因物質ジャパニーズスタンダードアレルゲンの一つに入っています

東洋人の髪色を茶色くするのに、なくてはならない酸化染料です

いろんなサイトでパラフェニレンジアミン以外の染料も、ジアミン染料や酸化染料として危ないと表記されていますが

厳密にいうと、アレルギーを発症するリスクはそれぞれ違います

科学の世界では、化学式が一つ違うだけで別物になります

NH・・・アミン
NH₂・・・アミノ基
NH₃・・・アンモニア
NH₄⁺・・・アンモニウム
似ていますが違う物質になります(参考になるかわかりませんが)

なので・・・

パラフェニレンジアミンと硫酸トルエン2‐5ジアミンと硫酸パラフェニレンジアミンは、ジアミン系染料ですが化学式が違います(仕上がりの色味も違います。発色するまでの反応式も違うはずです)

化学式がちがうので、アレルギー発症リスクも同じではありません

事実欧米ではパラフェニレンジアミンの配合を禁止している国は多くありますが、硫酸トルエン2‐5ジアミンはまだ禁止されてなかったりします

始めて白髪染めをするとき、パラフェニレンジアミンが入ったカラー剤と、硫酸トルエン2‐5ジアミンが入ったカラー剤では、アレルギーを発症するまでには倍以上違ってきます

それだけで、長く続けるための予防になります

誤解されると困るのが、すでにパラフェニレンジアミンでかぶれを起こしたことがある方は、硫酸トルエン2‐5ジアミンでもかぶれてしまいます(これを交叉反応と言います)。

カブレのリスクは、量や回数でも変わります

適量の塩は体に必要ですが、取り過ぎると・・・

白砂糖だって取り過ぎたら・・・

パラフェニレンジアミンは体に必要ではありませんが、50%の配合量と1%の配合量のカラー剤ではかぶれのリスクが違うことは想像できるかと・・・(これもかぶれてからでは量の違いでは変わりません)。2週間に一回毛染めをされる方と、1か月に1回、2か月に1回では・・・?

知的なあなたは簡単に想像できますよね

どんなものでもリスクは必ず潜んでいます

要は、どう使うかによってその先に違いは必ず現れてくるってことですよね?

良心的なメーカーは、意図的にパラフェニレンジアミンの配合量を減らしいるし、パラフェニレンジアミンを硫酸トルエン2‐5ジアミンに変更したり、フェノール系の染料にしています。

パラフェニレンジアミンを使用せずにカラー剤を作ることは難しいそうです。どうしても白髪には染まりにくく、色味が制限されてしまうそうです。それでもチャレンジされているメーカーは私的には好きです

カブレてからでは全てが遅くなります!

ヘアマニキュアだって、色味によってはタール色素の問題(発がん物質)や、髪に蓄積されて艶が無くなってきたりします

カラートリートメントだって、色を出すのはHC染料だったり塩基性染料だったりして、立派な化学染料です。頭皮からべったりと塗りたくって大丈夫かはこの先の判断をあおるしかありません

ヘナでアレルギーを起こす方は少ないでしょうが、問題はインディゴの方にあると思います(知らない方は良く調べてみた方が・・・)

 

確かにパラフェニレンジアミンは問題があります。プラスチックの容器なんか簡単にすり抜けてしまうくらい小さな化学物質です(因みに硫酸パラフェニレンジアミンはプラスチック容器をすり抜けません)。

小さすぎる化学物質は、単独でアレルギーの原因物質になる訳ではなく、肌の表皮に侵入し、どこかのたんぱく質と結合してアレルギー物質になります。

頭の肌に傷があったり、乾燥していたり、炎症を起こしていたりするだけでもリスクが上がります

肌のバリア機能が完成していない子供に毛染めは厳禁です

女性ですと生理中や妊娠中、更年期などのホルモンバランスが崩れている時もアレルギー発症リスクが上がります

過度の疲労や病中病後、仕事からくるストレスや家庭でのストレスで慢性的な体の不調があるだけでもリスクが上がります

美容院での毛染め白髪染めによるアレルギーを回避するには

パッチテストが最適とは言えません

カラー毎に都度アレルギーになるかもしれない物質を塗布したら、回数によるリスクが跳ね上がるし、体調や体質によっても判断が難しくなるし、それらを判断するのは美容師ではなくセルフチェックだということをお忘れなく。判断が難しいときはお医者さんの意見を聞かなくてはなりません。

いちばんの回避法は、信頼できる理美容師を見つけることから始まると思います

まとめ

薬剤だけでアレルギー発症を解消することは不可能です

小さいことをどれだけ積み上げて、リスク管理できるかにつきます

パラフェニレンジアミンでも、その他のカラーでも

上手に使いこなす理美容師を見つけて下さいね♪

 

ここまでお読みいただきありがとうございます