化学物質とアレルギー 1美容師の妄想

こんちわ!大坂です

いつもお読みいただきありがとうございます

 

頭を整理してて、ブログのアップに時間がかかってますーー(^^♪

ここからは個人的な意見と解釈が含まれています

間違っていることもあるかもしれません

個人の妄想と思って、興味のある方だけこのままお読みください

 

いろんな本や文献を読ませていただいてますが

化学物質とアレルギーを考えるとき

一つの方向からではその仕組みは決してわかりません

さらに化学物質はどんどん進化して、いろんなところに出回ってきています

それらの新しい化学物質とアレルギーの関係は、まるでイタチごっこになってます

それを調べている研究機関は素晴らしいと思います

これからも頑張ってください

 

で、話を理美容室に絞って考えていきますね

まずは皮膚のバリア機能から

職業上、理美容師は接触性皮膚炎とは深いかかわりが出てきます

水に触れることが多いので、常にその手は乾燥と戦っています

特に湿度の低い冬はさらに接触性皮膚炎になりやすい時期です

クリームをつけるタイミングも難しく、なかなか保湿できないのが現状ですよね

この乾燥が一番接触性皮膚炎にかかりやすい状態なんですよ

 

皮膚は外界と接している器官でして、外からの刺激に対応すべきいくつかの防御機構が勝手に備わっています

皮膚は、表皮・真皮・皮下脂肪組織に分かれ、このうち一番外側にある表皮が体を守ってます

表皮はさらに内部から、基底層・有棘層・顆粒層・角質層から成っています

その表皮の最外層であるわずか10~20μmの角質層が守ってくれてるんですね

この層は、核のない死んだ細胞で埋め尽くされてますが、その細胞が機能を終えるときに素晴らしい防御機能を持たせてくれてるんだよね(仕組みは省きますね~♪)

その死んだ細胞の中にNMFっていう天然保湿因子を残し、皮膚に自然な潤いを与え

その死んだ細胞同士を細胞間脂質(セラミドやコレステロールなど)でつなぎ合わせ、その脂質が潤いを逃げにくいようにし

さらにその角質層の外側を、毛穴の皮脂線から分泌される皮脂からなる皮脂膜で覆うという

なんとも素晴らしい防御機構を備えてるんですよ。

3段構えですね

その死んだ角質が約10層くらい(場所によって違う)重ねってます

外からの刺激から守りつつ、体内の水分が逃げないようにしてんだよね

自分が意識しなくても勝手に作ってくれてんですよ

これは他の動物にはない、ヒトだけに備わてる皮膚の防御機構だって

 

この健常な皮膚の場合

分子量が1000くらいまでの大きさの物質は通さないようになってるそうです。分子量って単位がよくわかんないけど、美容師なら聞いたことがあるはずのPPT(加水分解たんぱく質)には、いろんなサイズがありますよね?1万って分子量はコーティング系の物だから浸透しないってことです。

でもこれが、水仕事をしてる方や主婦の方理美容師なんかは、皮膚バリアが薄くなってカサカサになったり赤切れになってたりすると、そこからいろんなものが侵入しやすくなります。アトピー性皮膚炎の方や、乾燥肌の方も皮膚バリアのうちどれかが欠けてて、やはり異物が侵入しやすくなってます。余計にアレルギーのリスクが高まってきます。

健常な皮膚バリアを持っていても侵入してくるのが、細菌だったりウィルスだったり化学物質だったりする訳です

このうち細菌やウィルスは、さらに体がもってる防御機構の免疫細胞が見張ってるんだよね。傷口がジュクジュクするのは、その細菌と戦ってくれた白血球の死骸が膿となって出てきます。ジュクジュクは免疫細胞が戦ってる証なんですよ~

で、困っちゃうのが分子量の小さい化学物質なんだよね。本来素通りを許さない筈の免疫細胞が、その小さすぎる物質に気付いてくれないそうなんです。
が、その化学物質が細胞のたんぱく質と結合することがあって、それを免疫細胞が見つけて厄介なアレルギー反応が始まるそうです。(タンパク質と結合する化学物質をハプテンって言います)

通常世に出回ってる化学物質や植物成分や金属成分などの物質には、ヒトに対して毒でないモノは何もないそうです。
毒と薬を分かつのは量の適切な区分だけだそうで、全ての物質には用量反応関係線ってのが存在します。
多ければ毒にもなるし適切な量だと薬になるってことですね(もう少し複雑ですが)

理美容院で使用しているものに、触れただけでどうにかなるものは扱ってませんが、飲み込んだりするような誤った使用法をしない限り、危険なものは少ないと思っています。
死に至らないのですが、アレルギーとは深くかかわってきます。
美容室で扱うモノの中には、先ほど書いたハプテンになるものがいくつか考えられます。その物自体に強い毒性はないのですが、たんぱく質と結合することによりアレルギーを引き起こしやすくなったりもします。

白髪染めに含まれるパラフェニレンジアミンがその代表かと思いますが、じつはその他にもいくつかあります

文献を調べたり読んだりしてわかったことなんですが、髪の補強で知られている加水分解ケラチンや新しいパーマ液などに配合されているシステアミン、アミノ酸系シャンプーに配合されてる界面活性剤の中にもアレルギーを引き起こすかもしれないモノがあるそうです。
何故はっきりと言えないかは、その物質の疫学調査が進んでないからなんです。化学物質の良し悪しは、世に出回り何か問題が生じたときに調査がはいります。その何かあった時の重症度や人数が多ければ多いほど、調査も速く入ります。(思い浮かべて下さい、美白化粧品や〇のしずく石けんでニュースに取り上げられたことがありましたよね)

話を戻しますが、白髪染めに含まれるパラフェニレンジアミンはかぶれやすいと言われてますが、これはすべての人に当てはまるわけでもなさそうです。ここからいろいろ推測してみますね

推測1

感作がある物質と指定されてますが、パラフェニレンジアミンは白髪染めの中に含まれる一つの物質であり、単独で使われることはありません。
さらに、白髪染めは通常1剤と2剤をミックスすることにより反応し始めますが、この時の反応は浸透拡散するよりも反応の方が早く、実際に皮膚の中に浸透するには時間がかかり、浸透したとしてもその量はかなり少なくなるはずです。

推測2

分子量の小さい化学物質でアレルギー反応を起こすには、皮膚のたんぱく質とハプテンが結合し、それを免疫細胞が認識した時に初めて感作が成立し、次回同じ物質が侵入したときにアレルギー反応を起こすといわれてますが、この感作には感作相と惹起相という2つのステップがあるそうです。
微量のハプテンで感作が成立するには、頻度を上げないと成立しないそうです

推測3

ホームカラーで1週間に1度とか、3日に一度とか白髪の気になる方はやっているかもしれません。ハプテンに接する機会が増えるため、その場合はアレルギーを発症する感作の成立が高くなると思います

推測4

敏感肌や乾燥肌の方、何かしらのアレルギーをお持ちの方、アトピー性皮膚炎の方はアレルギーマーチを持ってる可能性が高く、どんな化学物質にも反応しやすくなってることが想像しやすいため、微量のハプテンでも感作が成立するかもしれません

推測5

病中病後の身体が弱っている時、ストレスや睡眠不足、無理なダイエットで身体の機能が弱っている時なども免疫機能がうまく働かず誤作動を起こし、やはり微量の化学物質でも感作しやすくなるかもしれません

 

長い間の経験ですが、今のところ白髪染めで残念ながら重篤な症状が出てしまった方は、全体で見たら少数かと思います。

理美容室でおこなう白髪染めのリスク管理も必要ですが、アレルギーのリスクを少なくするには、個人の健康管理も大切になってきます。

両方しっかりと管理ができていれば、白髪染めによるアレルギー問題も少しは減ると思います

そんな感作があるやもしれないパラフェニレンジアミン等の酸化染料は、厚生労働省より厳しく上限が設定されています

しかし、一番頑張っていただきたいのは、ヘアカラーを製造販売する会社にジアミンを含まない酸化染料、白髪染めを研究開発していただくことだと思います

これからの平均年齢の上昇に伴い、白髪染めをする方も増えていくことと思います。

より安心安全な選択肢が増えることを心より待ち望んでいます

一番危険なのは理美容師ですから!!

 

細かなアレルギー反応の仕組みは省いてしまいましたが

いずれ少しづつ書いてこうと思います

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

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