残留薬剤除去のススメ

いつもお読みいただきありがとうございます。

ヘアサロン サカシタウィードの大坂です。

 

残留薬剤除去。

あまり聞いたことがない方がほとんどだと思います

薬剤を使用するヘアカラー、パーマ、縮毛矯正などのメニューの場合

シャンプーをするだけでは反応が終わった後の薬を洗い流すことは出来ません

薬が残ったままになると・・・?

毛穴やキューティクルに残った酸化染料(ジアミン等)は、髪をくすんだように見せたり艶が無くなってしまった状態になり、手触りも悪くなってしまいます。毛穴等に残った酸化染料はアレルギーなどを引き起こしやすくなります

アルカリ剤により健康な髪と頭皮のPHから遠ざかってしまった髪と地肌は、元の健康な状態のPHに戻るまで自然に放置した場合、約1週間ほどかかるそうです。

反応が終わったカラー剤に含まれる過酸化水素は、残留すると活性酸素に変化しやすく、髪の毛にはメラニン色素を徐々に攻撃して明るくなりやすく、毛髪を生成する細胞や黒髪の元であるメラノサイトを破壊してしまい、白髪を増やしてしまう原因ななっているそうです

パーマ液に含まれる還元剤は反応後も髪に残りやすく、自然に放置した場合約半年間髪に残留し、髪質を変化させその後の二次的なダメージを引き起こしてしまいます

二次的ダメージって・・・?

さらに、髪の中に薬剤が残っている状態なので薬の作用が続きます

ドライヤー、ヘアアイロンなどでの熱によるタンパク変性が起こりやすく

紫外線や海水の塩分、プールの塩素などにも過度に反応しやすくなり、髪がブリーチされやすく色が明るくなったり、パーマが取れたり、変なクセが付きやすくなったりします

キューティクルも開き気味な状態になっているので、シャンプーするたびにキューティクルが剥がれたり、内部のたんぱく質も流出しやすくなります

当然髪は細くなり、ハリコシが無くなり、乾燥しダメージしていきます

どうやって除去するの・・・?

・カタラーゼ(過酸化水素(H₂O₂)を不均化して酸素(O)と水(H₂O)に変える反応を触媒する酵素)を使用し活性酸素を抑制する

・ピュアミングにより、パーマ液に含まれる反応後の還元剤をできる限り除去し、アルカリに傾いてしまった髪と頭皮のPHを、健康な髪と頭皮の状態である弱酸性に効果的に戻し、毛穴とキューティクルに残留している酸化染料を取り除いていく

いつやると効果的?

ヘアカラー・白髪染めの場合、直後にすることをお勧めします

時間が経ってからだとダメージが進行します

放置したことで受けたダメージは薬剤を除去しても戻りません

その後トリートメントしても改善できることに限りがあります

(当サロンではパーマ・縮毛矯正には薬剤除去がふくまれています)

残留薬剤除去

薬剤除去というあまり聞きなれない言葉かもしれませんが

反応後の薬剤は、決して残して良いものではないと思います

髪は簡単にダメージします

ですが、今の毛髪科学ではそのダメージを直すことは出来ません

改善するためにはその何十倍もの時間とコストが掛かると思います

 

今までのトリートメントで、手触りをよくしたり艶をよくしたりするのは簡単です

それでは、見えないダメージだけが進行してしまいます

髪に必要ないものは速やかに取り除き、極力髪を傷めないようにしながら

髪を大切にしてヘアスタイルを楽しんで下さい

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

大坂正樹

 

 

 

 

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