カラーリングによるダメージ

毛髪酸化    ~LION~

カラーリング剤(アルカリ剤+酸化剤)によるダメージがあるが、毛髪中にはカラーリング剤に由来する酸化物(過酸化水素)が残留していることが分かっている。

カラーリング直後よりも日数が経過するとともに「軋み」「パサつき」をよりはっきりと実感する
この現象は、日常生活行動における因子(紫外線、ブラッシング、洗髪、ドライヤー処理等)
が影響する。
この日常生活行動により「システイン酸」(シスチンの酸化物)が増加。毛髪の酸化を促進させている。

キューティクル最外層(F-レイヤー)の剥離による「きしみ」毛髪内部の損傷による「パサつき」
・ダメージ毛は水になじみやすくなっており(親水化)、この部位に「金属イオン」が吸着することによって、毛髪の「なめらかさ」などの感触が悪化することが分かっている。
(カラーリング等で傷んだ髪が、洗髪時に水道中の「カルシウム」を吸着することでゴワゴワになる)

*キレート・・・水道水に含まれるカルシウムイオンなどの金属イオンの影響を抑えること
*キレート剤
・エデト酸~
・ジエチレントリアミン酢酸~
・ヒドロキシエタンジホスホン酸~
・EDTA,NTA,DTPAなど
水の中にはカルシウムイオン、鉄イオン等いろいろなミネラル分が含まれている。
人が飲む場合は、栄養価の高い水として重宝されるが、その他では様々な障害を引き起こす原因になる。
例えば、水の中にミネラル分が多量に存在すると、お風呂場で石けんを泡立てようと思っても泡立たず、洗浄力は低下する