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「きれいな髪は正常な毛母細胞から」
毛髪診断士指導講師の大坂です
最近、薬剤テストとシャンプー検証を繰り返しているのですが
その時にふと、思うことがありました
みなさんは、髪を大切にあつかっていますか??
シャンプーしてタオルドライした後、髪が濡れている状態でクシやブラシなんかで髪を梳いていませんよね?
きれいな髪を維持していきたいのなら、その行為はNGです。
髪の毛は乾いている状態の時、髪本来の機能を維持することができるように設計されています。
バージン毛(カラー・パーマ・縮毛矯正を一度もしていない髪)と言われる健康な髪のその表面には撥水性(18MEAという脂質成分で覆われている)があり、簡単に濡れないようにできています。
また濡れても速く乾くように、髪の中には細胞間脂質という脂質成分があるおかげで、水分が早く抜けるようになっています。(自然な髪は、乾いても11~13%の水分が保持されるようにもなっています。これを結合水といい、この水分が抜けることはありません。)
乾きやすい構造になっているということは、陸上生物は濡れていると不都合なことがある(頭が濡れてると寒くなるし、風邪をひきやすくなるし、菌やカビが発生しやすくなるし、腐りやすくなるし)んでしょう。
濡れている髪は、非常に不安定な状態ということです。そしてこの時に様々な刺激が加わると髪は傷んでいきます。
・濡れ髪のコーミングやブラッシング
・タオルドライによる摩擦
・シャンプー時の髪と髪の摩擦
・ドライヤーでの乾かし方による熱と摩擦
・ブロードライによる髪へのテンション
・生乾きのヘアアイロン
・生乾きでの就寝による枕との摩擦
何も考えずにこれらのことを行うだけで、髪のダメージは進みます
簡単に想像できると思いますが、カラー・パーマ・縮毛矯正をおこなっている髪は、さらに傷みやすくなっています。
摩擦はキューティクルを削ってしまい、
必要以上の力は伸びきったバネのように元に戻らなくなり、
ブローのように、引っ張っている状態の髪に熱が加わることにより髪の構造が壊れていきます。
その結果、艶がなくなったり、パサついてきたり、くせ毛でもないのに髪のうねりが現れたりと、髪のダメージとして目に見えて実感するようになります。
大丈夫ですよね??
ちなみにいつも検証で使用しているナオミちゃんの髪は、実はすごくデリケートです
少しでも雑に洗うと・・・💦
⇓
ぐちゃぐちゃです
コンディショナーを使ってもこうなります💦
それをコームで梳かさずに、ここまでにします⇓
でも、あそこまで絡んでしまうと、この状態から乾かしてもいい結果が生まれないというわるい例です💦
気を取り直して、再度洗いなおしました⇓
丁寧に丁寧にあらい、優しくタオルドライ⇧
この状態の洗い上がりだと、髪をほぐすのがだいぶ楽になります⇓
濡れている時の髪は、綺麗にコーミングしなくていいのです
ここまでほぐしてから、優しく乾かしてあげるだけで
ブローをしなくてもここまでになります
濡れている時の髪の正しい扱い方はこちら⇓
髪にはやさしと愛情をもって接してくださいね
お願いします♪
最後までお読みいただきありがとうございます