いつもお読みいただきありがとうございます
「きれいな髪は健康な頭肌から」
毛髪診断士指導講師の大坂です
コロナが猛威をふるい始めています
こんなに大騒ぎになるのは
コロナについてわからないことが多すぎるためでしょう
いづれは収束に向かいます
今はその中間点です
自棄になるのはやめて、じっくり見極めてやりましょう
どんな風に解決されていくのかを
人々がどんな行動をとってるのかを
SNSに流されて買い占めに走ってしまった方々の心境を
自分だけは恥ずかしくない行動をとりたいものです
必ず終息が来ますんで♬
コロナの解決は、優秀な専門家の方々にお任せして
危険な毛染めから身を守る解決策を
専門家の美容師がお伝えしようと思います
なぜ毛染めを取り上げるかというと
毛染め白髪染めは、需要が一番多いはずなのに
その危険性はパーマより縮毛矯正よりも高いからです
パーマや縮毛矯正は、毛髪のダメージと皮膚への刺激問題
一方の毛染めは、
プラスしてアレルギー問題や肝臓・腎臓・血液に疾患がある方への負担が大きい事や、病中病後・生理時・妊娠時への負担
などなど、様々な問題があります
それでもヘアカラーが無くならないのは
ヘアマニキュア、カラートリートメント、ヘナ
では満足できていないからです
無くならないのであれば
美容師が、解決策を提供するしかありませんよね?
ヘアカラーの問題点は
1、パラフェニレンジアミン
2、過酸化水素
3、アルカリ剤や界面活性剤、香料
等の配合です
なかでも一番の問題点は「パラフェニレンジアミン」の配合です
パラフェニレンジアミンは、黒髪や白髪を茶系の色にするのになくてなならない酸化染料の一つです
これが配合されていないと長持ちせず、好みの色にすることはできません
しかしながら、非常に分子量が小さく尚且つ、反応性に富んでいるので
アレルギー反応を引き起こしやすく、皮膚の薄いところや細かな傷口などからリンパや血流に侵入しやすいため
さまざまな問題を引き起こす可能性があります
そんな危ないパラフェニレンジアミンをどうすればいいの?
髪色を色々選べるヘアカラーはやめ
白髪が伸びてきてもそのままにしますか?
ご安心ください
解決策はあります
危険だってわかってるからこそできることがあります
塩や砂糖だって用法用量を守らなければ、体に害が起こります
なので
まずはパラフェニレンジアミンを知り、そこからできることを探ります
パラフェニレンジアミンは、単独だと無色透明です
過酸化水素と混合しなければ発色しません
発色する時に、過酸化水素が分解して発生する活性酸素と反応を起こしながら、発色していきます
化学式は省きますが、色が完成するまでパラフェニレンジアミン同士で結合を繰り返します
完成した色は髪の中に残り、長い間とどまります
髪の中に残ったパラフェニレンジアミンではかぶれません
かぶれやすいパラフェニレンジアミンは、まだ反応する前のジアミンや反応途中のジアミンということです
事実、パラフェニレンジアミンを作っている工場では、相当なリスク管理を行い製造しています(多分防護服とかを着用して)
ということは
ここでいくつか手を加えることができます(やってます)
換気扇の前でじっくりと丁寧に混ぜ合わせ
発色をすこし促してやるだけで
分子量の小さいパラフェニレンジアミン同士が結合し、皮膚に反応を起こしにくくすることも出来ます
さらに皮膚との反応を抑える役目を持った薬剤を混合すれば、カブレにくいパラフェニレンジアミンの完成です
少しでもかぶれにくいパラフェニレンジアミンにすることで、リスクを抑えることができます
ただし
これだけでは、皮膚が敏感な方やアレルギー体質の方には不十分です
次に美容師ができることは
塗り方の工夫です
かぶれにくくなったパラフェニレンジアミンが、肌につかないように塗ればさらにリスクを下げることができ
クスリを塗布する前に、髪と頭皮を弱酸性にみちびいて刺激に強い状態にすることでも、リスクを少し下げることができます
これができたら、次に流し方を工夫します
せっかくここまでやったとしても、シャンプー台で横になり襟足にべったりとカラー剤がついてしまっては、残念な結果に終わってしまいます
シャンプー台に頭をつける前に、襟足からお流しすることでリスクを下げることができます
もちろん、流している時のカラー剤は皮膚につきます
しかし、手の加えてあるパラフェニレンジアミンが皮膚についたとしても、それは流し中のことなので、眼に入らない限り問題ありません
パラフェニレンジアミンに対してここまですることができた時
リスクはかなり抑えることができます
もちろん、すでにパラフェニレンジアミンでアレルギー反応を起こしてしまっている方には
さらに工夫を加えることが重要です
パラフェニレンジアミンにはデメリットが多い染料ですが
工夫を重ねることで、安全に使用することができます
すべての理美容院で同じことができた時
ヘアカラーによる皮膚炎は、激減していることでしょう
そうなることを望みます
ここまでお読みいただきありがとうございます