施術データ:ケース1 ジアミンアレルギー②

2021.1.6初来店のU様

経緯

ベル・ジュバンスヘアマニキュア⇒ホームカラー(ここでかぶれが出たらしい)⇒ルプルプカラートリートメント(数回使用したのちカブレ)⇒ヘナ・インディゴミックス(かぶれ)⇒ベル・ジュバンス(戻すも再度カブレ)

視診・問診

頭皮がうっすらとピンクがかっている

瞼やのど等に赤みがでてしまったらしい

検証・考察

かなり複雑なアレルギーマーチがでているっぽい

ベル・ジュバンスマニキュアの成分はよくわからず

ホームカラーでカブレたということは、ジアミンアレルギーもあると考えた方がよい

オーガニック系は、たぶんインディゴの方でカブレたか?

カラートリートメントの成分は多岐にわたり、どの成分で反応したかわからない

HC染料や塩基性染料にももしかしたら反応が出ているかもしれない

以上のことから

白髪の染まりが極めて悪いのだが、アペティートのノンジアミンカラーCB6とCB7のミックスから様子を見ていった方がよい気がする

前処理

髪と頭皮のPHバランスから整える

グリチルリチン酸配合プロテクトクリームをフェイスラインを重点的に全体に塗布

施術

分け目やフェイスラインの白髪の量が多いため、上記のプロテクトクリームを混ぜたノンジアミンカラーを1ミリタッチでやっていく

経過観察

2回目ご来店時、フェイスラインが少しあれている。ぽつぽつとひっかき傷あり

3回目ご来店時、だいぶあれが収まってきたようだとのご報告あり。しかし、今まで染めてきた髪色からすると、ノンジアミンカラーでは白髪の色の入りが悪いため色の差がどうしてもできたしまう。
ご本人との確認の末、次回からジアミンを加え様子を見ていくことにする

4回目

いよいよジアミンを投入。今までのノンジアミンカラーCB6(55)+ハイブリッドカラー6DB(5)から始める→今までよりも色が濃く入る。
*実際のパラフェニレンジアミンの量としては、薬機法の規定によりジアミンカラーへのパラフェニレンジアミンはMAX2,5%くらいだったと記憶しており、5グラムの中にパラフェニレンジアミンは0.125g計算となる(もちろん色の濃さによる差はある)。60gの中の0.125gなので全体量からの%としてはかなり少ない

5回目

ここからは、お客様のパラフェニレンジアミンの限界値を探っていく旅が始まる。もちろんお客様との話し合いは絶対だ。勝手に調整はしていかない
逐次反応を見ながら、季節による過敏さの上下も考慮しながら、なるべくしっかり色が入るように・・・

今現在は、CB6+3DB(6)で落ち着いている

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