施術データ:ケース1 ジアミンアレルギー③

2021.8.13初来店のK様

今までの経緯

もともとアレルギー体質

通常の白髪染めでかぶれ⇒ヴィラロドラを試すも痒みが出る⇒ヘアマニキュアを2回ほど施術

視診

頭皮全体がピンクがかっている

検証・考察

アレルギー体質であり、ジアミンにも弱い

ヴィラロドラ系のカラーでも痒みが出たということは、パラフェニレンジアミンよりもアレルギー反応が出にくいとされている硫酸トルエン2,5ジアミンでも痒みが出たということは、ジアミン系染料に反応が出やすいということにつながる

しかしながら、今現在の髪色が黒に近い色で染められている

ノンジアミンカラーでは到底出ない色である

お客様との相談の結果、今の髪色に近い色味が出るのはパラフェニレンジアミンが入っていないと無理なので、ハイブリッドカラー3DB+4DBでチャレンジしてみることにする

前処理

髪と頭皮のPHバランスを整える

グリチルリチン酸ジカリウム配合プロテクトクリームをカラー剤に25%ミックス

上記のプロテクトクリームを頭皮全体に入念に塗布

施術

ジアミンで痒みが出ているので、少し浮かせ気味の1ミリタッチではじめる

流し

アレルギー体質の方は首元に反応が出やすいので、襟足から必ず流しを始める

シャワーで入念に流した後は、髪に残りやすい過酸化水素を中和作業に入る

アレルギー体質の方の頭皮は敏感な方が多く、過度な塗擦がないよう優しく洗い上げる

結果

髪色は希望通りの色味がでるも、やはり1ミリタッチからくる若干の根元の白が気になるらしい

しかしながら、アレルギー体質の方には当サロンのカラー剤になれていただくためにも、良しとしていただく。最初からの無理なチャレンジングはこの先にかかわってしまうこともご説明

この先の進め方は、次回ご来店時のアレルギー反応の出方によってしか方向性を決められない

 

2回目

痒みがでなかったということから、今回は分け目、フェイスラインのみゼロタッチで行くことにする。この部分のプロテクトクリームは入念に

3回目

痒みの方は治まっているらしいが、ブタクサによる花粉反応が出始めたということから、頭皮のピンク味が出ており、さらに慎重をきしてグレスタッチをする

以降、季節によるアレルギー反応を見ながら常に慎重さを忘れずに施術していく

 

今現在は痒みが出ることもあるらしいのだが、重症化することなく進められている

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