施術データ:ケース4 アドレナルファディーク(副腎機能低下症)

2024.8.17初来店長房様の場合

アドレナルファティーグ、聞きなれない言葉かもしれませんが、過度なストレスの蓄積により副腎機能が低下している状態を指します

正常に機能している副腎は、微少だが正確でバランスのたもたれた分量のステロイドホルモンを分泌します。
しかし、体内の身体的、精神的、心理的環境のストレスが多すぎると、副腎を消耗させ、結果として副腎ホルモン、特にコルチゾールの放出が減少することになり、結果として副腎疲労が起き様々な症状となってあらわれます。詳しくは⇩

医者も知らないアドレナル・ファティーグ

をご参照ください

 

経緯

仕事上の過度なストレスにより副腎機能低下症と医療機関より診断を受けた模様

体の各所に湿疹が出るようになった

以前の白髪染めにより膿が多量に出てしまったらしい

円形脱毛症の経験もある

視診

切れ毛、短毛が随所にみられる

頭皮異常(赤み等)は見当たらない(常に痒みを伴っているそう)

考察

副腎機能の低下による免疫機能の異常から、白髪染めに含まれる様々な刺激成分に対応できなくなっている模様

このまま通常の白髪染めを無理して行うと、さらに悪化することが予想できる

刺激のないパウダー系のカラーでも、続けていくうちにどんな症状が出るかわからない

よって、お客様の症状に合わせたカラーグレスが最上に思う

前処理

免疫機能異常がみられている場合、どんな香粧品に反応が出るかわからないが、まずは弱酸性に整えられたローションを使用し、髪と頭皮のPHバランスをを整える(都度お客様の反応を聞くようにする)

合わせて炎症を抑える効果が期待できるグリチルリチン酸配合クリームを、同じく反応を聞きながら塗布

上記クリームをカラー剤の1剤総量25%ミックスしたものを使用

施術

頭皮に異常が見受けられないが、どんな副反応が待っているかわからず当サロンでおこなう施術が初めてなので、頭皮に一滴もつかないよう1ミリタッチで慎重におこなう

結果

頭皮の異常は見受けなれないが、少しの痒みはあるそうだ

アレルギーからくるものではなく、副腎機能低下からくる常時の痒みかもしれないが、引き続きこの後も注意を怠らずにやっていきたい

2回目

手の湿疹はだいぶ治まっているが、顔に赤みが残っている。仕事もまだハードに続けているらしい

まだ時折痒みも出るらしいことから、今回は1ミリタッチ+イヤートゥイヤーまでの半分を染めることとする

以降

10か月ぶりのご来店になる。途中帰郷し静養をとっていたらしい

帰郷中の経過と前回までの経過をもとに、こちらにいる間だけでも白髪染めによる症状がでないよう、さらにレシピを詰めながら注意を怠らずの作業を続けていく

まだ仕事をハードにすると副腎機能障害による反応がでてしまうらしい・・・

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