ためになる正しいシャンプーの選び方

シャンプー剤は頭皮と頭髪の健康維持には欠かすことのできない製品です

シャンプーの目的

・頭皮や頭髪を清潔にし、美しさや健康を保つこと

シャンプーが落とさなければならない汚れの種類

①皮脂膜の酸化物質
②老廃物
③老化角質(アカ)

結論からいうと、この3つの汚れ成分を完全除去しない限りシャンプーの目的が達成されたことになりません。

しかし、現実にはこの3つの汚れ成分を完全に取り除くことは極めてむずかしいことなのです。

では、どんな風に難しいのかご理解頂く為に、現在シャンプー剤に使用されている主な原料の特徴とその問題点について、話させていただきます。

1)石けん

石けんは最もナチュラルな洗剤です。しかし、汚れの成分である皮脂や老廃物をミセルという方法で捕えるため、石けんカスが発生します。

このカスが毛穴をふさぎ、代謝異常を招くとともに、プロスタグランジンや活性酸素、過酸化脂質などの細胞障害物質を形成させ、老化や脂漏性脱毛症、その他多くの皮膚疾患の原因になっていると考えられます。

しかし、石けん自体は毒性や刺激性がなく、バクテリアで生分解されるため河川を汚すことが少なく、最も安全な洗浄剤と言えます。

2)界面活性剤

界面活性剤は主にマイナスイオンによって皮脂の表面張力を低下させ、浮かせて取り除きます。

最も理想的な洗浄剤と言えますが、現在流通している多くの製品の場合、合成界面活性剤や可溶化剤、合成皮膜系製剤、その他雑種雑多な化学原料が使用されているため、皮膚に対しての問題も少なくありません。過敏症やアレルギーの発生原因と指摘する向きもあります。
また、バクテリアによって生分解されないモノも多く、河川の汚染原因にもなっています。

石けんと界面活性剤の最大の問題点は、頭皮の汚れの大部分を占める老化角質(アカ)の洗浄に対して無力な点です。

頭皮頭髪の健康維持には老化角質(アカ)の除去が欠かせません。このことは、現在流通している多くの製品が洗浄力としての能力不足ということになります。

だからといって、頭皮を擦り過ぎたり、シリコン製のマッサージ器に頼ると、皮膚は簡単に炎症を起こしますので気をつけて下さい。

次に、汚れ成分を取り除くとともに大切な、頭皮のスキンフローラ(正常菌叢)について話をすすめさせていただきます。

私たちの頭皮には、尋常菌や常在菌と言われる多くの微生物が生息し、外来から侵入するカビ・細菌・ウイルスの防波堤の役割を果たしています。

しかし、現在多くのシャンプー剤には殺菌剤や消炎剤、抗ヒスタミン剤、フケ止め剤などが配合されています

これらの薬剤は、正常菌叢の調和のとれた活性バランスを崩し、ざ瘡桿菌や表皮ブドウ球菌・化膿菌・マラセチア・プロピオン酸菌・緑膿菌などの異常繁殖をもたらし、かゆみ・いたみ・発赤・湿疹・皮膚炎・過敏症などの多くのトラブルの原因になっているとも考えられます

 

当サロンでは、多くの製品の中から、これらの問題を完全に解決した製品も取り扱っています。

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