ジアミンカラーによるアレルギー対策について

アトピーの方や過敏症の方だけでなく

ジアミンカラーによるアレルギーは誰にでも起こる可能性があります

今はなんともないからと、過信はやめましょう

 

ジアミンだけでなく、アレルギー反応は何に反応するかはわかりません

特に多いのがジアミンですが

過敏症の方の中には金属に敏感に反応してしまう方もいます

 

8つのアレルギー対策法として

①ジアミンカラーと混ぜる2剤は過酸化水素です。混合する時に過酸化水素と金属類が反応し鉄イオンとしてカラー剤の中に混ざらないように、シリコンのマドラーと刷毛を使用して混合します

②また、アトピーの方や過敏症の方は水道水に含まれる塩素に、刺激や不快感を感じる方もいます。シャンプー台の水は浄水器を通し、塩素を除去しています

③ジアミンカラーは、希望する色味を発色するカラーとして最適です。ヘナやヘアマニキュア、カラートリートメント等はアレルギーが出にくいのですが、発色のことを考えた時デメリットが多数あります。
ジアミンカラー(場合によりノンジアミンカラー)を安全に使用するために、カラー剤の中に炎症を抑えるための専用の薬剤を高配合(発色の邪魔をしないギリギリの量)します。

④カラー剤を塗布する前処理として、髪と頭皮を正常なPH値に保つための特殊なローションを塗布し、外部からの刺激に強い状態にします

⑤カラー剤に使用した炎症を抑えるための専用の薬剤を、あわせて頭皮にも塗布するW処理でさらに炎症が出にくい状態をつくります

⑥ジアミンカラーの塗布は、基本グレスタッチをおこないます。お客様の現在のアレルギー状態や頭皮の状態により、1ミリタッチ、2ミリタッチ、3ミリタッチと微調整を行いながら専用のコームを使用して、頭皮にカラー剤が付かないように慎重に塗布していきます。グレスタッチの操作には細かいマニュアルがあります。既定のないゼロタッチと区別するためにグレスタッチと呼んでいます。認定試験に合格した美容師だけが扱える特別な技法です

⑦ジアミンカラーを流すとき、シャンプー台に襟足がつく前にお客様の協力を煽ぎながら襟足から流します。シャンプー台と密着してカラー剤が襟足に付着するのを防ぐことができます

⑧専用の特殊なシャンプー剤と残留薬剤除去薬剤を使用して、髪と頭皮に残りやすい不純物を取り除き、髪と頭皮を健やかにします

 

よくある質問

1,「シャワーでカラー剤を流すときに、ジアミンが頭皮につくのでは?」

ジアミン等の酸化染料は、過酸化水素の力を借りて酸化重合という化学反応が行われます。酸化染料同士が結びついて発色していくんですね。ジアミンとは違う呼び名の化学染料になります。その化学染料は粒子が大きく、アレルギーが出にくい化学物質になっています。それをシャワーで流すので、反応が終わっているカラー剤ではほぼアレルギーが起こりません。それでもアレルギーが起きにくくするために、襟足から流しています

2,「アトピーで初めて白髪染めをするのですが大丈夫ですか?」

ご安心ください。大丈夫です。
初めて白髪染めをする方は、頭皮にカラー剤が付かないように塗布することが、アレルギーを食い止める第一の方法です。カラー剤が頭皮につかなければ、免疫細胞が働くことなく、細胞傷害も起こすことなく安心に染めることができます。
ただし、アトピーの方の頭皮は荒れていることが多く、頭皮の状態によりグレスゼロタッチから1ミリタッチ2ミリタッチと、調整していきます。あわせてカラーグレスによる繊細な工程を踏んでいくので、より安心して白髪を染めることができます

3,「白髪染めをするようになり、いつも頭皮がピリピリと刺激を感じていました。とうとう、フェイスラインが爛れてしまい、かさぶた状になりぼこぼこと腫れてしまっています。まだ子供も小さいので白髪染めを続けたいのですが、どうにかなりますか?」

大変でしたね。よくここまで我慢してきました。
刺激を我慢するって大変なことですよね。まだお子様もいるとなかなか白髪染めをやめることも出来ません。
ですが、ご安心ください。何とかいたします
この場合、刺激の弱いカラー剤を使っても、保護クリームをたくさん塗っても、敏感になってしまった皮膚を守ることはできません。
アレルギー反応は出ていないようなので、グレスゼロタッチと繊細なカラーグレス工程で白髪を染めることができます。頭皮からベタベタと塗る今までの白髪染めよりも早く白髪が目立ってしまうかもしれませんが、それも3日4日程度の差。それさえ認識していただければ、これからもまだまだ白髪を染めていくことができますよ。もちろん、刺激がゼロだから今のかさぶた状のフェイスラインも回復していきます。一緒に頑張っていきましょう

4,「白髪染めをした後、痒みがでるようになりました。最初はすぐにひいていたのですが、最近痒みが続いています。どうしたらいいですか?」

病院は行かれましたか?
「かゆみ止めを出されて、それを飲んでいると痒みは治まります。塗り薬も出されましたが、自分ではなかなか塗りにくくて、ひどい時に使うだけです」
典型的なジアミンアレルギーの症状ですよね。このまま頭皮からベタベタ塗布する白髪染めを続てていくと、必ずひどい症状になっていきます。ジアミンアレルギーは治りません。
ですが、重度のアレルギー症状ではないみたいなので、ジアミンカラーを使った繊細なカラーグレス工程で行けるかもしれません。経験上、超重度のジアミンアレルギー出ない限り、カラーグレス後にひどいアレルギー症状が出てしまったということを聞いていません。なにかでても、すぐに治まるそうです。
それを踏まえたうえで、カラーグレスで白髪染めをしようと思います。施術後48時間以内の症状を詳しく覚え、次回お聞かせください。どんな些細なことでも必ずお伝えください。そこからお客様に合わせたレシピをつくっていきます。
安心安全な白髪染めは、相互理解の上に完成されていきます。人それぞれ症状が違いますので、お客様の数だけ専用のレシピがあります。

5,「ジアミンアレルギーになってしまいました。ヘナやザクロカラー、カラートリートメントとかいろいろ試してきましたが、どれも納得いきません。でも白髪を隠したいのですが、どうすればいいですか?」

すでにジアミンアレルギーを発症していると、対処の仕方が難しくなります。
グレスタッチや1ミリ2ミリタッチでも対応が難しい場合がほとんどです。発色の良いジアミンカラーが使えない場合、色味がかなり限定されてしまいます。ジアミンカラーは、暗い色から明るめの色までカバーできるのですが、その他のカラーでは暗めの茶色ができなくなります。
それを踏まえての対処となりますが、グレスタッチがおこなえるカラー剤の一つとして、ノンジアミンアルカリカラーがあります。製造しているメーカーが一つしかないため、そちらを使ったカラーグレス工程になります。ただし、白髪に入る色は明るめになってしまいます。ご了承ください。アレルギー症状の程度により、ジアミンカラーを数%混ぜても反応が出ない方もいます。その場合はもう少しだけ暗めの茶色ができます。これは、了承のもとに行います。逐次その後の症状を聞き、調整していくことも可能です。
ジアミンアレルギーを発症してしまった方の対処が一番難しいことをご了承ください。そうなる前の予防が大切なのですが、痒みがでたら一人で悩まずに、すぐに担当美容師にご相談ください。そのまま続けると必ず悪化します!
軽い症状のうちに当サロンを見つけて下さることを祈ります

Google先生、よろしくお願い致します!!!

 

アトピーの方、過敏症の方、ジアミンアレルギーになってしまった方、今の白髪染めに不安な方

いつでもご相談ください

 

~最後にカラーグレスのうれしい副作用として~

・髪に艶が出てくる

・髪にハリコシが出てくる

・頭皮が健やかになってくる

・白髪染めが気持ちよくなる

・サロントリートメントに必要が無くなる

etc・・・