安全に毛染めを行うための取り組み

毛染めによる皮膚障害は誰にでも起こる可能性があります

詳しくは下にリンクを張らせていただきましたので

ぜひ、一読をおすすめします

消費者安全調査委員会による毛染めによる皮膚障害調査報告書

日本ヘアカラー工業会:ヘアカラーによるカブレについて

 

安全に毛染めをおこなうための取り組み

1、カウンセリング

今のお客様の状態を知るためには、カウンセリングが重要です

丁寧に時間をかけて、説明を交えながらカルテを制作していきます

一人一人、髪の状態・皮膚の状態は異なるため

このカルテをもとに、お客様に合わせた薬剤と施術法を決定していきます

2、安全な技術と安全な薬剤

安全・やさしいと謳われるどのような酸化染毛剤(一般的なヘアカラー剤)や、化粧品類に分類される染毛料(ヘアマニキュア、カラートリートメント等)でも、100%安全なものはありません。

まずは薬剤の選択が重要になります。

酸化染料として使われるパラフェニレンジアミンは、ジャパニーズスタンダードアレルゲンとして指定されています。
それだけ、アレルギーを引き起こしやすい成分のため、配合量が2%までと設定されています。最低限使用量が少なくなれば、アレルギーは起こりにくくなります。(すでにジアミンアレルギーを発症されている方には使用できません)

1)このことから安全な薬剤として

①ジアミン配合量を規定より少なくしたカラー剤
(一番需要が多い髪色を変えたい方のご要望にお応えした染毛剤として選択しています)
②パラフェニレンジアミン以外を使用したカラー剤
③植物染料にHC染料を配合しているもの
④琉球ヘナ

などを使用し、①と②に関しては、さらにアレルギーを引き起こしにくくする専用の薬剤を混合します

2)安全に行う技術

とくに①と②に関しては、薬剤選びだけでは不十分として認識しています。

そのため、さらに安全に毛染めをするために

1,髪と頭皮を弱酸性にして、皮膚の機能を高めるための専用薬剤を使用します

2,頭皮に薬剤をつけないグレスタッチという技術を用いて、施術いたします

3,残留薬剤処理をして、髪と頭皮に残りやすい染毛後の不要な薬剤の無害化を行います

4,皮膚の生体機能を高める専用薬剤を使用し、染毛後の不安定な頭皮を整えます

5,染毛後の不安定な髪と頭皮のために、やさしく丁寧に乾かします

6,最後に、毛髪繊維を正常に整えるために、バイブレーションアイロンを使用して、髪に一切負担をかけないようにアイロンがけをし、髪の水分量を適切に整えます

*③に関しましては、97,4%自然原料を使用しています。酸化染料を一切使わずに白髪のみ茶系の色にすることができます。
人工の化学物質を一部使用していますので、化学物質過敏症の方には向いていません。

*④に関しましては、沖縄で栽培生産をしている大変希少な天然ヘナです。
化学物質アレルギーをお持ちの現地の美容師が、大変な思いと現地の各機関の協力をあおり数年をかけて完成された琉球ヘナです。インド産のヘナにも、勝るとも劣らないヘナです。
すでにヘナをご利用されている方にも、満足のいく一品だと思います。

 

安全に毛染めを行うために、日々少しづつ改善しています

すべての方に満足いただける日が来ることを目指して頑張っています