こんちわ!大坂です
いつもお読みいただきありがとうございます
頭皮の炎症は美容室にとっても重要なことだと思います
仕組みとか原因とかもまじえながら書いてきますね
まずは、簡単な皮膚の防御の仕組みから
皮膚って外界と直接接してて、身体の中を守る最前線の役割を持ってます
絶えず外的刺激にさらされてます
それを補う役目で、毛髪が重要な箇所に密集してます
腋毛は皮膚同士の摩擦を和らげるため
陰毛は摩擦と生殖器を守るため
頭髪は大事な頭部を紫外線などから守るため
主な毛髪の役目はこんな感じです
皮膚は傷つきやすい反面、再生が活発です
細菌感染さえ起こさなければ、比較的短時間で再生するようになってます
その細菌の侵入を防ぐための最初の防御機構が皮脂膜です
(皮脂膜は、毛穴から出る皮脂と汗が混じりあってできるものです)
次に皮膚の最表面である角質層全体もバリア機能を果たしてます
もし仮に有害物質が皮膚内部に侵入しても、くまなく張り巡らされてる毛細血管の流れで、運び去ってくれます(毛細血管は栄養分や酸素を運んでくるだけじゃなくて、老廃物とか不要な有害物質を運ぶ役目もあります)
皮膚は柔らかく傷つきやすいけど、幾重にも張り巡らされた防御機構で抵抗力は強かったりするんですよね
でも、何らかの理由で抵抗力が弱まってたり、つよい刺激を受けたときに
そのバランスを崩して皮膚の炎症が起きます
皮膚が赤くなったり(発赤)
皮膚がはれたり(腫脹)
皮膚が火照ったり(灼熱感)
痛みが出たり(とうつう)
これらの症状が出た時は、何らかの外的刺激に対する防御反応が働いてるってことになります
皮膚の訴えですね
これらの症状は単独の時もあれば、複合的になることもあります
例えば
赤く腫れあがり(発赤+腫脹)、さらに痛み(疼痛)を伴うときもあります
痛みが著しくない時は、痒みになる時もあります
その原因と対処法を見つけないと
いつまでたっても炎症が治まらず、患部が拡大し
症状が重くなるかもしれません
美容室では、髪を染めたりパーマをかけたりと
元の形状を変えることのできる医薬部外品を使用しています
特に、頭皮からべったりと塗布する白髪染めの後に
頭皮が赤くなったり、頭皮に痒みが出たりするのは
皮膚が受ける外的刺激に対する反応です
美容室でおこなう一番炎症が起きやすいメニューです
クリームタイプの白髪染めに含まれる有効成分として
ジアミン等の酸化染料、アルカリ剤、過酸化水素が必ず配合されています
このどれもが皮膚と接触することで、炎症を引き起こす可能性があります
白髪染めでで起こる可能性のある炎症は、接触性皮膚炎というモノになります
次回はこの接触性皮膚炎について書きます
ここまでお読みいただきありがとうございます。