こんちわ!大坂です
いつもお読みいただきありがとうございます
最近、皮膚のことについて書き始めましたが
この時期、いつも赤切れで悩まされてます
おまけに、あほな実験のせい☞ジアミン実験によって
手の調子がすこぶる悪い(-_-;)
そんなこんなで今回は
美容室で最もかかわりのある接触性皮膚炎について書いてみようと思います
接触性皮膚炎とは
化学物質やその他の異物が直接皮膚に触れたことによる症状のことを指します。一般的にはかぶれともいいます。
化学物質にはいろんなものがあります。というか世を見渡しても化学物質に覆われていますが、美容室でいうとヘアカラー剤やパーマ液などが主な化学物質です。シャンプー剤やトリートメント剤もそうでしょう。
一般的なかぶれのメカニズム
化学物質が皮膚に触れることにより、表皮に存在する神経終末器が感知することから始まります
この情報を元に、血流が活発になって毛細血管が充血します。血流量が増えて盛んに活動を始めるので、赤くなって見えます。また局所的に皮膚の温度が上昇し、ほてって感じられたりします。
血流が増加することでリンパ液も増え、皮膚表面は、腫れてきてきます。
この状態が続き、外的刺激物質の侵入が特に多い部位に血管内からの血漿成分やリンパ液が集中し、貯留すると水泡ができることもあります。
その後白血球が集まってきて、外的刺激物を攻撃し破壊するので刺激物質はやがてなくなり、膿となって排出されます
これが、一般的なかぶれのメカニズムになりますが、健康状態、免疫力、皮膚の特性、外的刺激物の種類、強弱によって変わってきます
このカブレには、一次刺激性接触性皮膚炎と、アレルギーによるアレルギー性接触性皮膚炎とにわかれます。
一次刺激性接触性皮膚炎の要因となるものには、作用の強い酸やアルカリなどの化学物質、毒性のある植物や昆虫、肌質に会わない化粧品、紫外線などがあります。
その物自体が皮膚に強い刺激を与える物質で、量が多かったり、高濃度だったり、接触時間が長いことによって、皮膚の抵抗力が外的刺激に負けてしまうと、誰の皮膚でもかぶれを起こします。
美容室での一時刺激性接触性皮膚炎を引き起こす可能性のあるものとして
・白髪染めやヘアカラーに配合されてるアルカリ剤や過酸化水素
・パーマ1液に配合されてる還元剤(チオグリコール酸やシステアミンやその他諸々)
・パーマ2液に配合されてるブロム酸や過酸化水素
・シャンプー剤に配合されてるアニオン界面活性剤
・各種トリートメント剤に配合されてるカチオン界面活性剤
・各種材料に含まれる香料、色素、油脂
なんかがあると思います
このうち、シャンプー剤や各種トリートメント剤に配合されてるモノは開発と共に質のよいものが増えてきたため、あまり問題にはならないと思いますが使う人の体調に原因があることの方が多いようです
やはり髪の形状を変えることができる、ヘアカラー剤やパーマ液に配合されてるモノは、皮膚にも何らかの影響はあると思います
チョット長くなってきたんで
次回に続きます・・・
ここまでお読みいただきありがとうございます。