こんちわ!大坂です
いつもお読みいただきありがとうございます
白髪って増えてくると、なんか年をとったという現実をさらされているみたいで、あんまり好ましくないですよね?
でも年を重ねて、白髪染めをやめた時に見るあの色
真っ白に見える方と、ロマンスグレーに見える方といます
何故でしょうね?
答えはメデュラがあるかないかで決まる(ような気がします)
興味のある方だけ、この先を読んでみてね==
まず、毛の色を決めるのはメラニン顆粒です
皮膚の色を決めるのと同じで、メラノサイトってところで作られたメラニン顆粒の量できまります
メラニン顆粒に含まれるメラニン色素にはユウメラニンとフェオメラニンがあって
このうち、ユウメラニンってのが主体になってます
因みに、ユウメラニンは黒褐色でして
白人の一部の方に見られる赤毛は、フェオメラニンという赤い色素とユウメラニンで作られています
全くメラニン顆粒がない場合、白髪になります
そう、じつは髪の毛はメラニン顆粒が無ければ無色透明なんです
メラニン顆粒の量によって多い順に、黒髪➡褐色毛➡金髪➡銀髪(グレー)➡白髪となります
金色とか銀色とかいう色素がある訳ではなくて、
褐色の色素のユウメラニンの量や大きさによって、そういう色に見えているだけってことになります。
ここで褐色とはなに色かっていうと、やや黒みを帯びた濃い茶色を指すそうです
コーヒー色を思い浮かべると分かり易いかもしれません
あっ!!
ちょっと待てよ、そうすると銀色って
褐色じゃないような気が・・・って思いません?
コーヒー色って、どっちかっていうと黄色によった色(暖かい色系)
グレーや銀色はどちらかというと青によった色(冷たい色系)
反対の系統の色です
金色と銀色は同じ系統の色ではないのに、どうしてメラニン色素の量でそうなるんだろう??
って思った方は、学者タイプです
そう、メラニン色素の量が減ってくると、金髪の次は薄い黄色味がかった髪色になる筈・・・なんです
そこでもう少し突っ込んで調べてみました
「メデュラ」です
こやつが関係しているそうです
メデュラとは?
髪の中心部に存在する毛髄質と言われるものです
まだその用途がはっきりとわかっていない部分なのですが
毛髄質と言っても、中身は空洞です。重量を軽くしつつ曲げ特性をほとんど低下させないで、繊維の断熱性を向上させている部分だそうです。
動物の毛にはこのおかげで役立っている部分があるそうですが、人の毛については?が付くそうです。諸説はあるそうですが、人毛にとってあまり重要な部分ではないそうです
そう、重要でないってことですが、それは・・・
メデュラは、全ての人毛に存在しているわけではないからです
比較的太いと言われている髪には存在しているそうですが、細くなるにつれ途切れ途切れに存在したり、全く無かったりするそうです
そうなんです、髪の毛を力学的にみるとさして重要な部分ではないってことなんです
では、なぜメデュラの話なんか持ちだしたかっていうと
繊維の光学的外観、特に色素が薄い繊維にある影響をもたらしているそうなんです
どういうことか?というと・・・
メデュラは特に光学スペクトルにおける青色末端光の散乱を増大させ、もともと黄色味を帯びた繊維を白く見せることになるそうです。
繋がってきましたね♪
では、まとめてみます
髪の色はメラニン顆粒の量で決まります
多い順に、黒髪➡褐色毛(茶色)➡金髪(ブロンド)➡銀髪(グレー)➡白髪
と言われてきました
ここからは私見です
メデュラが存在するかしないかで最後の色が変わってきます
髪の毛にメデュラが存在する場合
うすい黄色味がかった白髪の場合は、白髪に見え
メラニン色素が全く無い白髪の場合は、青色末端光の散乱の増大によって、銀色(グレー)のように見える
メデュラが存在しない髪の場合
銀髪(ロマンスグレー)のようにはならず、真っ白な髪になる
(参考文献:毛髪の科学・ヘアケアサイエンス入門・新ヘアサイエンス)
ヘアケアにはあまり関係ないような気がしますが💦
何かの知識にお役立てください
ここまでお読みいただきありがとうございます。