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「健康な髪は健康な毛乳頭細胞から」
毛髪診断士指導講師の大坂です
先日、円形脱毛症でお悩みの方がご来店いただきました。
進行が激しく、全頭にまでおよびウイッグなしでは外も歩けなかったそうです。
さいわい、病院での治療のおかげで進行が止まり
今では一部を残して改善され、バラバラに伸びきってしまった髪を整えるためにご来店されました(まだショートヘアですが・・・)
円形脱毛症についてもっと詳しく知りたい方は
円形脱毛症の原因の特定は、まだ正確にはつかめていないらしく
過度のストレスや、遺伝的になりやすい体質、アトピーの方がなりやすいと言われ、特にストレスがその原因ともされています
治療法としてはステロイドの投薬が有効とされています(ステロイドは、過度に反応してしまった免疫細胞を抑制します)
円形脱毛症は
何らかの要因によって過剰に反応してしまった免疫細胞が、毛根を攻撃するようになってしまい
その攻撃により傷んでしまった毛乳頭細胞が、毛を作ることをやめてしまい起こります。
狭い範囲で円形脱毛症が起きた場合、
そのほとんどが知らない間に完治してしまい、気付かないこともおおいそうです。
広範囲にわたる円形脱毛症の場合、
深い原因がある筈です。美容師の経験上、お客様が不妊治療をおこなっている時に円形脱毛症が起きたという話も、幾度か耳にしました。
ですが今回ご来店いただいたお客様の場合、
70代というご年齢からその例には含まれず、病院ではストレスが原因ではないかと言われたそうです。
ご本人の話からは、
過度のストレスを受けた覚えはないらしく、原因不特定のまま、ステロイドの投薬と頭皮に直接注射をして発毛を促していたそうです。
その結果髪が生え揃えてきたことは良いことなのですが・・・生えてきた髪はすべて縮れ毛になっていました。
ステロイドの投薬は体に重い負担があり、免疫細胞を抑制することから、外界からの刺激を受け止めやすくなってしまい、ウィルスや細菌による病気にもかかりやすくなってしまうそうです。
早い原因の特定ができれば、
ステロイドに頼らなくてもよいのですが、難しいと思います。なのでストレスという言葉に頼ってしまうのでしょう💦
でもよくよく話を聞いていると、
この方は食物アレルギーも持っているそうです。食べられないモノがかなりあるそうです
髪の毛をつくる毛根は、いらなくなったものを排泄する機能も備わっています(ヒ素や覚せい剤は髪の毛で検査します)
毛細血管を通してそのいらなくなった成分が運ばれてきますが、
もしその成分が、免疫細胞が攻撃する対象だとしたら、
その成分を取り込んだ毛乳頭細胞を攻撃するのかもしれませんね
アレルギー症状は主に皮膚に現れますが、食物アレルギーは体の内部で起こることを考えると・・・
もしかしたら全頭に広がる円形脱毛症の原因は、ある特定の食べ物かもしれません(個人によってその食べ物は違うと思いますが)
アレルギー症状が確実に増えてきている昨今、案外食べ物からきているかもしれませんね
世界一農薬を使用している国であり
食物のほとんどを輸入している日本は、遺伝子組み換え作物を避けて通ることはできないし
世界一塩素濃度の高い水道水を使い
世界一食品添加物の種類が多いものを食べていたら
アレルギーが増えても、アトピーが増えても
何の不思議もないかもしれません
あなたは大丈夫ですか?
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