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毛染めによるかぶれをなくす美容院
サカシタウィードの大坂です
先日2回目のワクチン接種が終わり
モデルナの洗礼を受けてまいりました。ちときつかったです💦
カラートリートメントが世に出回るようになって、ずいぶん経つと思いますが
今ではその種類の多さにびっくりしてしまいます
それだけニーズが増えていることなんでしょうが
カラートリートメントが増え始めた事の発端の一つに、白髪染めに対する懸念があったからだと思います
アレルギー症状が出にくく、頭皮にやさしいというキャッチコピーが売りにもなっています
誤解している方の多くが、カラートリートメントは自然由来の染料で髪を染めていると思っているんですよね
自然由来で髪を染めることができるのは、ヘナとインディゴだけです。ウコンでも染まりますが、すぐにとれてしまいます
市販のカラートリートメントの配合成分を見てみると、最後の方にHC赤、HC青、HC〇〇や塩基性〇〇という文字が記載されているはずです
アレルギー発症リスクは、酸化染料(ジアミン系、フェノール系)に比べたら低いと思いますが、れっきとした化学染料です
稀に補助染料として、自然由来の染料が配合されている場合もありますが、あくまでも補助であって、それだけでは髪を着色することはできません。自然由来ならまだしも、硝酸銀などを配合し紫外線を浴びることによって徐々に髪を黒くしていくなんてものもあります(理美容師ならご存知の方が多いと思いますが、その髪に通常の毛染めを行うと悲惨なことがおきます)
カラートリートメントは化粧品扱いなので、自社責任によりなんでも配合することができます
もちろん悪意をもって配合するなんてことはありませんが、ここに落とし穴があったりしますので気をつけて下さい。100%安全なモノなんてありませんから・・・
で、今回無料相談に訪れたお客様⇩
ネットで見つけたカラートリートメントを使用して、こうなってしまったそうです
頭皮の何か所かがこのように、大きい範囲でフケを伴う紅斑ができていました
初めて毛染めを行うということで、理美容院の毛染めより安心と思いカラートリートメントを選択したそうです
表記通りパッチテストも行い、問題がなかったので試したのですが、その後強い痒みを伴い今の状況になってしまったそうです
この状態で染めることができますか?と尋ねられましたが、丁重にお断りさせていただきました
まずは、今の状況を改善していくことが大切です
当サロンからのアドバイスとしてこのような時は、頭皮を清潔に整え、解毒作用がありDNA活性(細胞増殖因子活性)、免疫活性、マクロファージ活性(遺物の捕食)がある専用ローションの活用をおすすめいたします
頭皮が敏感な状態のときは、洗髪の時に頭皮を摩擦することは厳禁なので、泡立て少し放置することで様々な汚れを除去することができるシャンプー剤も併せてご使用をお願い致しています。このとき、抗菌剤入りのシャンプーもやめた方がいいでしょう。皮膚に有益な作用をする皮膚常在菌も併せて殺菌してしまいます
改善が見受けられない場合は、皮膚科の診療もお願いしています
が、今回のケースの場合、原因物質の特定が難しいのでステロイド外用薬で済ませることでしょう
パラフェニレンジアミンは、ジャパニーズスタンダードアレルゲンの一つになっている位、アレルギーが比較的でやすい染料ですが
今回のようにカラートリートメントでも、ひどい皮膚炎症が起こる場合もあります
初めてカラーをするときは、カラーグレスをおすすめします
カラーグレスは、頭皮にカラー剤を付けないことが前提になっています
100%安全な物質がないなら、それが頭皮につかなければ皮膚炎症やアレルギーは、高い確率で未然に防ぐことができます
それができるカラー剤選びも重要になります
残念ながら、ヘナのゼロタッチはできません
念のためお使いのカラートリートメント名(名称は伏せます)を聞き、配合成分を調べてみましたが、怪しい成分として、HC染料、塩基性染料、くちなし青等が考えられますが、特定は難しいでしょう
世の中から毛染めによる皮膚障害やアレルギーが無くなることを祈っています
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