外見は白色個体で、空気に触れると酸化して暗色に変化する
化学式はC₆H₄(NH2)₂
ども。
髪や さかしたうぃーどのおおさかです。
最近メディアを賑わせている、ヘアカラー(特に白髪染め)に含まれている
パラフェニレンジアミンについて、考えてみようと思います。
1863年、ドイツのA・Wホフマンによりパラフェニレンジアミンが発見され
1883年、フランスのP・モネが過酸化水素との組み合わせによる染色で特許を取得。
日本では、大正元年(1912年)に酸化染料の原型ができる。
2005~2006年、アレルギー性接触性皮膚炎が疑われる患者に対するパッチテストにおいて、5,0%の患者に陽性反応。
それまで異常がなくても、使い続けると体質の変化で、突然発症する恐れもある。
パラフェニレンジアミンは、ホームカラー剤にも美容室のカラー剤にも当然含まれている
消費者庁には2010年以降の約5年間で、千件超の被害相談事例が寄せられ、うち約170件は1か月以上の重傷だった。
確かにパラフェニレンジアミンは感作作用があって、人によってはかぶれる人もいることは事実としてある。
ここで勘違いがないように、補足として
感作作用はあるが、ヘアダメージとは直結しないということ
感作作用なので、塗ってすぐには症状がないこと(30分~48時間後に症状が現れる)
カラー剤を塗ってすぐにピリピリするという人は、別の物質に反応している可能性が高い(アルカリ剤や過酸化水素など)
カラー剤の中に含まれる香料にかぶれるという人もいる
花粉症やアレルギーと同じく、全ての人にこの反応が現れるわけではない(ただ気をつけるに越したことはありません)
5年間で1000件超という被害相談があるということは
実数としては、もっと多いはず。
そこで今現在、パラフェニレンジアミンが配合されておらず、商品化されているモノとして
1、カラートリートメント
2、ヘアマニキュア
3、非酸化染毛剤
4、ヘナ(100%天然植物使用に限る)
5、ノンジアミンカラー
などがあります。
パラフェニレンジアミン等の酸化染料が含まれていないが、どれも一長一短があります。
次回は、この辺について書いていこうと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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