どのカラーを選びますか? -ヘアマニキュア編ー

途中に紅葉があったので

ここでパラフェニレンジアミン等を使う永久染毛剤(ヘアダイ、ヘアカラー等の医薬部外品)が染まる原理を少し説明します。

 

いつも、お読みいただきありがとうございます。

ヘアサロン サカシタウィードのオオサカです。

空気が乾燥してきました。

そろそろ加湿器の準備をしなきゃ。

 

では、

ジアミン系染料は分子が小さいため、染料がキューティクルの隙間をすり抜け、髪の内部まで浸透します。

そこに二剤に使われる過酸化水素水が混ざることによって、酸化反応という反応が起きて、ジアミン染料が髪の中で巨大化します。

今まで小さかった染料が髪の中で大きくなるんです。すると、今度は水に溶けない物質に変わり、今まで通り抜けられたキューティクルの隙間を出ることができずに、中に留まるようになります。

ということは、色持ちがよくさらに脱色しながら染めるため、好みの色に染めることができるということです。

なので、今まで最もポピュラーに利用されてきました。

新しいタイプの酸化染毛剤ができるまでは、これからも一番利用されることと思います。

 

で、ここから前回の続きです。

まず、ヘアマニキュアについて

昔からある半永久染毛料のことになります。やはり、染めるとかぶれる方やトリートメントとして使われてきました。

メリット

1、地肌から少し離して塗布するので、染料によるかぶれがほぼない

2、キューティクルの周りに皮膜ができるので、傷みすぎた髪には補強になる

3、髪の艶もよくなったりする

デメリット

1、施術する美容師によって、仕上がりに差が出やすい

2、主にタール色素を使っているので、地肌につくとかぶれるリスクは少しある

3、地肌につくと、除去が難しい

4、続けていくうちに、ムラができてしまい艶が無くなってくる事がある

5、健康な髪に使用し続けると、ダメージにつながる恐れがある

6、色落ちが激しい

 

と、デメリットの方が多くなり、今ではあまり使う人がいなくなりました。

酸化染料と違い化学反応がない分、それほどダメージを気にせず使用することができます。

 

次回は、カラートリートメントについて書こうと思います。

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

 

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