活性酸素と髪。~実験編~

暑っ!!

いつもお読みいただきありがとうございます。

毛髪診断士兼美容師のオーサカです

 

夏か?

夏だね

暑中お見舞いな夏ですねーー。

皆様、暑中お見舞い申し上げます<m(__)m>

 

前回の投稿で、活性酸素について書きましたが

少しでもお分かりいただけたでしょうか?

 

今回は、その活性酸素のうちの一つ

どこの美容室にもある「過酸化水素」で実験です

しかし、実験の前には仮説を立てます

仮説を立てて実験です

 

仮説①

通常、過酸化水素は酸性側にある時は安定

安定してるということは、活性してない時はただの過酸化水素

美容室にある過酸化水素は、1000ml容器なので

安定していなければ取り置きはできない

ということは、酸性側にある安定した過酸化水素ということ

アルカリ剤を混ぜなければ、おとなしいはず

紫外線にあたらなければ、おとなしいはず

手についても、傷がなければ痛くない・・・はず。

仮説②

その上に、カタラーゼを混ぜて過酸化水素を分解すれば

手には何も残らず安定している

カタラーゼは、身体にもある酵素の一つなので

手の上で混ぜても、刺激がない・・・はず。

 

という仮説を立ててみました

 

でわ、実験開始です・・・

正直、ちょっと怖い

昔、指先についた過水を放っておいたら、白いやけどみたいになって沁みた記憶が頭をよぎります

 

んじゃ、やってみますか

 

まずは、6%濃度の過酸化水素を手の甲に載せます

それを指で薄くのばし、様子を見ていきます

・塗布時 あれれ?沁みない・・・

・10分後 違和感なし、刺激無し

・15分後 刺激無し、違和感なし

・20分後 変わらず・・・

・30分後 何もなし

 

ここから、カタラーゼを載せます

濃度の濃いカタラーゼなので、1滴ポトっと。

カタラーゼが落ちた所から、すぐに泡がたってくる

それを指で薄くのばすとさらに泡が立ってくる

過酸化水素をカタラーゼが分解中なのだろう

この時、刺激は全く無く

ほんのり暖かくなる感じだった

1分ほどそのまま様子を見て、水でよく流す

流した後の、薬剤が付いていたところが、ほんのり白くなる

1日経った今のところ、その部分も元の肌色に戻り

違和感は全くない

 

検証

酸性側で安定している状態にある6%濃度の過酸化水素は、刺激がないことが分かった

3%濃度の過酸化水素が、薬局では消毒液「オキシドール」として販売されているということは、それ以下の濃度の過酸化水素の場合、傷があっても多少は大丈夫と言うことか?

パーマの2液として使用される過酸化水素は、確か1,5~2,0%の濃度と聞いたことがあるので、少なくともパーマの2液として使用する限りでは、皮膚には問題ないように思う。

カタラーゼもまた、微量ながら熱の発生と泡立つことで危険な感じがするが、今回の実験では全く支障がなかった。

直後の皮膚の状態、1日経った皮膚の状態も、発疹・赤味・痒み等が出ていないため、過酸化水素の除去もうまくいってることだと思う。

このことから、過酸化水素を使ったカラーやパーマの場合、カタラーゼでそれらの反応後の過酸化水素を分解し、活性酸素を髪に残さないようにするには有効かつ必要なものだろう。

 

以上で活性酸素と髪。実験編を終わります

 

 

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ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

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