こんちわ!
いつもお読みいただきありがとうございます
毛髪診断士指導講師の大坂です
湿度が高いと、乾燥肌の私にとっては好都合ですが
ほわほわした髪をよく見かけるようになります
「朝はまとまっているのに、すぐにうねりが出てきちゃうのよね~」
と、後ろ髪が語っているような・・・💦
髪は早く乾かした方が良い理由は3つあります
1、濡れている髪は、非常に不安定
2、自然乾燥すると、髪はうねりやすい(特にダメージ毛)
3、髪が濡れていると皮膚も湿っていることになり、雑菌が発生しやすい
主に考えられることはこの3つです
「髪なんてどうだっていい」「うねっていようが艶がなかろうが、全然気にしない」「頭皮から嫌な臭いがしていても気にしない」
という方は、この先を読む必要はありません==。
では、
①の濡れ髪は不安定から説明していきます
髪の毛は乾いた状態が構造上安定しているんですよッ
濡れている髪は、約30%の水分を吸っています。
30%分、髪が膨らんでいたり伸びたりしているんですよ。引っ張ると乾いた髪よりもよく伸びます。最高約2倍近くまでのびます。もちろん髪が傷んでいたら、その前に切れますが💦(引っ張って切れた髪の断面は、はさみで切られた状態と違い千切れた状態なので、それだけでそこから傷んでいくから)
髪の表面にあるキューティクルだって、水分を吸って剥がれやすい状態になっています。簡単に傷が付いたり、欠けたりもします。
こんな状態の時に、毛先が絡むと無理にコーミングしたり、タオルでゴシゴシしたり、いきなりブラシを入れたり・・・想像つきますよね?
半乾きの状態でもまだ不安定な状態は続いてますよ==。そのまま床についてしまったらもう最悪。枕ですれて、朝起きてみると凄いことになっていますよね?寝ぐせが付いているのは、半乾きで寝ている証拠です。
そんなのが何日も続いたら、髪は確実に傷んでいます。残念ながら、修復できない状態になってることでしょう。
次は②の自然乾燥するとうねりやすいについてです
くせ毛や縮毛の場合を除き、髪の傷み度合いにより自然乾燥でうねりが強くなっていきます。
どうゆうことかというと、傷んだ髪は髪の内部の結合がヴァージン毛に比べて弱かったり、いびつに結合していたりします。そのため、特に濡れると簡単に緩んでしまう水素結合が、自然乾燥する間に本来と違うところで結合しちゃたりするんですよ。
髪が傷んでくると、その他にあるシスチン結合や塩結合までいびつになってるんで、余計にうねりが出やすくなります。
ウネリが出たら艶も出ませんよね?きれいな髪に見えないってことです。
最後に③の雑菌が発生しやすいについて
人間の身体はよくできていまして、身体の表面にある皮膚は必要以上の水分を嫌い、体の中に外からの水分が侵入しないようにバリア機構が働いています。
水分の侵入だけでなく、細菌類からも守っています。細菌類は水分があると繁殖しやすく、簡単に増殖し始めます。善玉菌は丁度良い水分量の時に適度の数を保ち、皮脂膜を作る手助けをしたりしますが、悪玉菌が増えて来るとその分解物が臭いのもとになったり、皮膚の炎症まで起こすようになってきます。
髪が濡れている間は、ずっと頭皮が湿っているってことですよね?
なぜ髪を速く乾かさないといけないのか?
ご理解いただけたでしょうか?
でもただ早く乾かせっていうものでもなく、正しい乾かし方って言うのもあります
うちに通っていただけているお客様は大丈夫と思いますが
次回は、復習がてら、髪の正しい乾かし方について書いてみようと思います
ここまでお読みいただきありがとうございます(^^♪