いつも読んでくれてありがとうございますっ(^^♪
髪を究極的に丁寧に扱うヘアサロン
サカシタウィードの大坂です
前回までの
過酸化水素を使う一般的なヘアカラーと
過酸化水素を使わないヘアカラーの
仕組みをわかってくれました?
前回までの話はこちら⇩
知ってるようで知らない「染めるの疑問」に答えてみた内容になってます
髪が傷んだり、頭皮が沁みたりするその原因のほとんどは
アルカリ性になった過酸化水素の仕業ですよって話でした
それを考慮した酸性ヘアカラーってのもあるんだけど
結局は過酸化水素が働き過ぎないように酸性にしてるだけ
(そんなの使うんだったら、過ホウ酸ナトリウムを使ってるパウダーカラーの方が全然ましって思ってます)
ではここから
ヘアカラーで髪のダメージを少なくする方法について
考察していきます
まずは復習的にもう一回過酸化水素の話します
ついてきてね♪
過酸化水素がアルカリ性になって活発に働き始めると
フリーラジカルって言う活性酸素になってさー
聞いたことあるよね?体が老化する原因の活性酸素
その活性酸素が
髪の中にあるメラニン色素を分解して髪を明るくしたり、ヘアカラーの色素を発色させたりするんだけど
皮膚についた場合は、細胞障害物質になっちゃうんだよね
今は使わなくなったけど、オキシドールって知ってる?あれは3%濃度の過酸化水素。傷口の消毒に使うと染みた記憶がないですか?(痛みを覚ますように、ふうふう息を吹きかけたり)使わなくなった理由の一つに、傷口の消毒に使えるんだけど、同時に皮膚の細胞も壊してたんだってさ
んで
健康な皮膚の場合は、体の中にある酵素が活性酸素を分解してくれるんだけど
弱ってる皮膚の場合はこの酵素が少ないから、過酸化水素を分解できなくって皮膚が突っ張った感じになったりするんだ
沁みたり、ピリピリしたりするのは、頭皮に細かい掻き傷がある証拠
これが髪の毛の場合となると
髪は角化した細胞(死んでいる細胞)で出来てるんで
この活性酸素を分解する酵素がないから、髪の中にいつまでも残っててさ、そこにドライヤーやアイロンの熱が加わって、さらに傷んでくんですよ
そう、髪がパサパサしてくる原因なのさっ
なんで、ヘアカラーのダメージのひとつをなくすんだったら
過酸化水素を何とかしなきゃダメ
トリートメントしたって無駄
シャンプー何回したって、過酸化水素は残るからね
過酸化水素をとるには、カタラーゼ
体の中にもあるカタラーゼって酵素の力を借りなきゃ絶対髪に残るからね、過酸化水素は。
まあ、ないとは思うけど、カタラーゼ使って処理してないサロンにはいかないようにしよう
(使うタイミングも重要なんだけど)
(あんまりおススメしない方法例⇧)
もう一つ髪のダメージを無くすために重要なのが
アルカリを中和する作業
これも、健康な皮膚の場合は、アルカリ中和能ってのが備わってて
皮膚がアルカリ性に傾いたら、自動的に弱酸性に戻す機能が備わってんだけど
皮膚って凄いよね!!考えなくてもそんなことをサラッとやっちゃうんだから
ただ、やっぱりね髪の毛は死んだ細胞だから
髪を明るく(白髪染めも含む)染めた後は
人の手で弱酸性に戻してあげなきゃダメ!!
なんだけど・・・
この弱酸性に戻す薬が、各メーカーで違う訳なんですよ
(謳う文句は、いい事ばかりなんで)
実際に使ってみて、その後の髪の経過を見ていかないと
わかんないんだよね(^_^;)
ただ、いい処理剤ってね
自分の手に付けてみて、流さなくっても
手がしっとりするんですよ
普通そんな処理剤が手についたら、すぐに流したくなっちゃうんだけどね
良もんは、大丈夫なんですよ
あんまりゆーと、薬機法に引っかかるからこれ以上は言わないけどっ
ここまで、理解できましたか?
まとめると
ヘアカラー後に大切なのは
アルカリ性になった過酸化水素の処理
つまり
アルカリの中和と過酸化水素の分解が大切だってこと
マイナストリートメントを極めてくと、髪を染めてるのに髪がきれいに蘇ってくるウソのようなホントの話が、現実になったりするんだよね
ただし
毎回毛先までカラーをするのはやめた方がいいよ
これは、カラー剤で傷むんじゃなくて、カラー剤をつけてコーミング(髪を引っ張ってる)するから傷むんだよ
これが最悪でさっ(いつかその理由について書きます)マジでやめた方がいいよ
良心的な普通のサロンは、伸びてきたところを塗るリタッチを進めます
もっと良心的なサロンは
頭皮への刺激をなくしたり、アレルギーが起きないように
頭皮にヘアカラーがつかないゼロタッチで染めます
ほんとヘアカラーってね、対処を間違うとすぐに傷んじゃうんですよ
あわせて自宅でやる正しいヘアケア知らないと、さらに傷むからねっ!
どうか、細かいとこまで気を使ったサロンを選んでください
ここまでお読みくださりありがとうございますm(__)m