安心安全10項目の対策と解説

白髪染めアレルギー研究サロンが考える

白髪染めを安全に行うための「安心安全10項目の対策」です

 

 

~人体のしくみ、皮膚科学、毛髪科学、免疫学によるアレルギーのしくみ、2浴式酸化染毛剤による酸化染料の発色のしくみ、洗剤と洗浄の科学などから考える安全性に加え、美容業界における特化した専門知識をお持ちの先輩美容師方の専門技術と知見をお借りし、当サロンで積み上げてきたお客様から得るフィードバックをもとにした試行錯誤と実践をもとに、今現在行っている対策です~

 

参考にさせていただいた文献はこちら⇩

 

参考文献リスト

 

 

<髪と頭皮を守る10項目の安心安全対策工程>

 

①髪と頭皮のPHバランスを整えるローションを塗布する第一前処理

②炎症反応を最小限に抑える特殊なプロテクトクリームを塗布する第二前処理

③個人に合わせたジアミン量の調整とそのカラー剤に上記の特殊プロテクトクリームを25%配合処理

④頭皮にカラー剤を付けないグレスタッチ施術

⑤カラー剤を流すときの特殊シャワーイング工程

⑥カラー剤に含まれる残留薬剤の特殊中和工程

⑦特殊シャンプー剤の使用と髪と頭皮を傷めない特殊シャンプー工程

⑧シャンプー後の髪と頭皮を最も適正なPHバランスに整えるコンディショニング工程

⑨髪と頭皮をいたわるタオルドライとドライイング工程

⑩髪の内部とキューティクル表面を整える特殊アイロン工程

をもとに、その他の細かい工程をひとりひとりに合わせて微調整していきます

<髪と頭皮を守る10項目の安心安全対策工程>の解説

①カラー前の髪と頭皮のPHバランスを整える重要性

髪と頭皮は約PH4.5の時に本来持っている機能(保護機能)が発揮されます。汗をかく時期や乾燥時期、アトピーの方や炎症を起こし赤みを帯びている頭皮はPHバランスが乱れています。まずは保護機能が正常に働くように、前処理として特殊なローションを使用しPHバランスを整えます

②炎症反応を最小限に抑える前処理

炎症を抑える効果のあるグリチルリチン酸ジカリウム配合のプロテクトクリームを頭皮全体に塗布し、今ある炎症反応を抑えながらカラー剤による炎症を最小限に抑えます

③ジアミン量の調整と上記プロテクトクリームを1剤の25%量ミックス処理

とくに、ジアミンアレルギーと診断された方にはカラー剤のジアミン量を調整(同じメーカーのノンジアミンカラーとジアミンカラーをミックスしたもの)し、個々のジアミン許容量を見極めます(カルテに記載しながら常にチェックしていきます)。ただし、ノンジアミンカラーの量が増えるほど希望の色に合わせるのが難しくなることをご了承ください
*ジアミンアレルギーでない方にはノンジアミンカラーを使ったジアミン量の調整はしませんが、ご要望の時はミックスします
尚且つ、上記のカラー剤の1剤に対してグリチルリチン酸ジカリウム配合プロテクトクリームを25%量(染毛に影響を与えない最大量)をミックスし、炎症が起こりにくくなったカラー剤を使用します

④グレスタッチ技術

髪だけを染めて頭皮を染めない一番重要な作業となります。
Ⅰ型アレルギーやⅣ型アレルギーの多くは皮膚に異物が付着することから始まります。合わせて、アレルギー症状とは関係ない薬剤の持つ刺激による炎症である一時刺激性接触皮膚炎も、皮膚に付着することで起こります(揮発成分に関しては別の処理が必要)。
必然的に髪だけを染めて頭皮を染めない、頭皮にカラー剤が付着しないように塗布することが最重要であり、その技術を担うのがグレスタッチになります
とくに、ジアミンアレルギーを発症している方には、より正確で個々に合わせたグレスタッチ技術が必要になります。(グレスタッチとはカラーグレス認定を受けたサロンでしか行うことができない特殊な技術です)

⑤カラー剤を流すシャワー工程

見落とされがちなシャワー工程ですが、とても重要な作業です。特にジアミンアレルギーと診断されている方には、どこから流すかどうシャワーを当てるか充分流しているか等の見極めも大切で、この後の中和作業にも影響を与えかねない重要な工程になります

⑥残留薬剤の中和工程

カラー剤に含まれる原料の中には、シャンプーなどの界面活性剤では取り除くことができない成分が含まれています。大きく分けて2つあり、それが過酸化水素とアルカリ成分です
この2つを取り除くことができる特殊な中和剤が必要であり、どのように使うかが大切になります。このとき髪の表面にカラー剤が残りすぎていると中和剤の効果が弱くなったり、作用時間が短すぎるとまた効果が弱くなります。中和剤の内容成分を見てどのように中和作業をおこなうかで、その後の髪と頭皮の状態が変わってしまう重要な工程です

⑦シャンプー工程

中和作業まででは、残りの余分なカラー剤成分を落とすことはできません。ここで必要なのがシャンプー剤であり、洗髪工程です
どんなにいいものを使おうと洗髪の仕方が悪いと、髪と頭皮を傷めます。どのようなタッチで、どのくらいの圧力をかけながら全体を洗いあげるのか、また、洗うだけではなくシャンプー剤も完全に取り除かなければならない成分です。髪と頭皮をどれだけ優しく洗い、どれだけ優しく余分な成分を取り除くのか、重要な工程です

⑧コンディショニング工程

このように洗いあげた髪と頭皮に必要なものは補修系トリートメントでもオイルでもありません
髪と頭皮を約PH4,5に整えること。髪と頭皮が本来持っている一番強い状態にすることが本当の意味のトリートメントです
このときに、どんな薬剤を用いてどのように使用するかも大切な要素です

⑨ドライイング工程

このように仕上げてきた髪と頭皮を乱雑に扱ったら、今までの工程がすべて台無しになります
タオルを使って髪の水分を吸い上げるタオルドライの仕方、ドライヤーで髪を乾かす最適な方法。間違ったコーミングの仕方や間違ったドライイング工程で髪は簡単に痛むし、頭皮は傷だらけになります
ドライヤーを当てる角度から髪をどの位置から乾かしていくか、どのくらい乾かせばいいのかなど重要な要素が詰まっています

⑩仕上げアイロン工程

当サロンでは、次につなげるために髪と頭皮が本来持つ最適な状態に仕上げることを目標にしています。そのため、髪と頭皮が刺激を受けやすいブラシを使ったブロー作業はせず、特殊なストレートアイロンを使用した仕上げになります。髪の内部の構造とキューティクルの構造から、熱が加わったときに髪がどのような挙動をしていくかを見たとき、髪と頭皮を最適な状態にできるのはアイロンです。もちろん、髪を挟み込むときの最小圧力、髪に必要以上のテンションをかけないノーテンション技術がなければ成り立ちません

 

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