こんちわ!大坂です
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前回までは
シャンプー処方や汚れの種類について書きました
今回は、落とすのが難しい汚れについてです
脂質汚れやたんぱく質汚れは、比較的シャンプーで落とすのが優しいと書きましたが
シャンプーで落とすのが難しいMONOには
・毛髪用製品やヘアケア製品に由来する汚れ
・環境由来の汚れ
などがあります
毛髪用製品やヘアケア製品っていうと、どんなものが思いつきますか?
色々ありますよね
ワックス、オイル、トリートメント、コンディショナー、スプレー、ジェル、ムース
思いつくものかいてみましたが
シャンプーした後って、いろんなものつけるよね?
でも、ヘアケア製品って脂質汚れやカチオン性の汚れ、ポリマー性汚れのもとになるほかに
金属イオンや金属イオンを髪の毛に架橋させちゃう脂肪酸の元にもなるんだよね
中性脂質はコンデショナーやワックスなんかに入ってます
カチオン性ポリマーなんかはほぼすべての商品に使用されてます。(シリコーンに似てますが少し違うよ)
シャンプー・トリートメントへの配合は減ったけど、シリコーンが入ってるモノは他にもある
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸っていう脂肪酸はコンディショニング成分として、一部の製品に使用されてます
脂肪酸とか脂質は、水道水に含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンとかのミネラル成分と反応しちゃって、髪の毛に堆積しちゃうんだ
そのうちの一部は、金属イオン架橋によって髪の毛と結合しちゃうこともあるそうだよ
だから、海外のミネラルウォーターみたいに硬水になればなるほど、この量も増えちゃうんだ
(日本のシャンプーと欧米のシャンプーは、コンセプトが違うから直輸入は気を付けた方がいいよ)
シリコーンは開発が進み良いモノになりましたが、傷んだ髪と相性がよく
モノによってシャンプーでは落としにくいものになってます
こんな感じで、毛髪用製品やヘアケア製品を使うと
手触り向上とともに、落としにくい汚れになる場合もあるからね
覚えておいてください
せめて、シャンプーとトリートメントは同じメーカーが無難です
そのメーカーで配合されてる成分は、同じメーカーのシャンプーで落とせる配合になってる筈ですから
よくシャンプーを変えたら
ゴワゴワするとか、きしんだり、パサパサしてきた
というのは、当然の話で
各メーカーで配合されてるモノが違うから
前のメーカーで使用されてた成分がすべてとれて
新しいメーカーの成分と置き換わった時に
初めてそのシャンプーの使用感が出てきます
洗浄力の弱い優しい成分でできたシャンプーは
複雑な汚れを取り除くまでに時間がかかります
なので、変えてすぐに結果が見えてこないのはこの為なんだよね
1本使い切るまでわかんないんかな~
補足
カチオンとかって出てきたけど
これはプラスイオンの働きで髪に吸着するもののことです
髪の表面に吸着するから手触りが良くなるんだよね
あくまでも疑似的なものなんで「治った!!」って誤解のないように
(ちなみにシャンプーは、アニオン製品です。マイナスイオンの働きで、包んだ汚れを髪から離す役目があります)
長くなったんで、この辺でやめます
次は、環境由来の汚れですね
もう少しお付き合いください
ここまでお読みいただきありがとうございます。