いつもお読みいただきありがとうございます
白髪染めトラブルバスターの
大坂です
手軽にできるホームカラーについて
知っていてほしい事
選んでほしくないホームカラー剤等があります
それは
①泡カラー
②ツンとした臭いのないホームカラー
です
泡カラーは自宅で使用する時、とっても手軽で便利かもしれません
でも、これを繰り返されちゃうと
施しようのないダメージに繋がります
その理由は・・・
なぜ美容院にはリタッチという
根元だけ染める技術があるのか
ということから知ってください
材料費をケチってるわけではありません(^_^;)
これは、カラー剤が何度も髪につくと傷むということを
経験上知ってるからです
カラー剤はかならず、髪に色を入れると同時に
ブリーチ作用も行われています
どういうことかというと
カラー剤は、明度・彩度・色調という3つの要素から組み立てられています
髪を希望の色にするために、この要素を考えながら
美容師は色を選んでいます
ということは
カラー剤には、明度に合わせたブリーチ剤が必ず含まれてます
もし、希望の色が7レベルの色だとすると
そのカラー剤には、9レベルの明るさ(メーカにより差はあります)にするためのブリーチ剤がふくまれ
そこから7レベルの色調・彩度にするための染料がふくまれてます
だから時間が経って、染料が髪から抜けていくと、髪が9レベルの明るさになっちゃうってことなんですよ
ややこしいよね??
チョットわからなくなりそうなんで・・・
カラー剤には必ずブリーチ剤が入っている
ということは知っておいてください
ブリーチ剤が髪を傷めるってことは
なんとなくご存知と思います
だから、美容師は髪を必要以上に傷ませたくないため
リタッチという、根元染めをしています
ここまで、なんとなく理解できましたか?
泡カラーでリタッチ染めはほぼできません
何回も使うと髪が傷み過ぎちゃうんで
気をつけて下さい、治りませんから💧
続いて
ツンとした臭いのないホームカラー剤です
これはかなりの曲者です!
あのツンとした臭いは、アンモニアというアルカリ剤です
で、ツンとしないカラーにはモノエタノールアミン
というアルカリ剤が十中八九使用されています
このモノエタノールアミンという成分が厄介なんですよ
その説明をする前に
カラー剤にはなぜアルカリ剤が入ってるか?の説明をします
求める明るさにより、アルカリ剤の量が調整されています
このアルカリ剤で、過酸化水素を活性化させています
カラー剤を混ぜまぜする前の過酸化水素は
分解しないように酸性に保たれています
アルカリ剤が混ざることで、過酸化水素が働きだして
活性酸素を発生しながら、メラニン色素を破壊し
同時に染料を発色する作業をしています
なので、カラー剤にはアルカリ剤が絶対必要なんですよ
ここまでいいですか?
そのアルカリ剤に何を使うかで
匂いに差が出ます
アンモニアは、想像通りツンとしたにおいで
モノエタノールアミンは、微香です
あのツンとした臭いが好きな人はいないんで
メーカーはその希望に合わせた
アルカリ剤を使って商品を出すわけです
わるいことをしているわけではありません
ただね
髪に残留するんですよ
髪や皮膚は弱酸性に保たれてることは
知ってますよね?
肌にやさしい弱酸性〇〇は、そのために開発されています
モノエタノールアミンが髪に残留すると
髪はアルカリ性に傾きます
アルカリ性の髪は傷みやすいってことなんですよ
ドライヤーの熱やアイロンの熱
ブローやコーミングで髪を引っ張たり
強い紫外線なんかで
簡単に傷むようになっちゃうんだよ
艶が無くなったり、パサつく原因です
アンモニアには刺激臭がありますが
臭いがあるということは揮発してるということで
髪に残りにくいんですよ
カラー後の特殊な処理をしっかりとすれば
髪は元の弱酸性にもどります
じゃあ、モノエタノールアミンも除去すればいいじゃん
って話なんですが
そう簡単にいかないのがモノエタノールアミンなんだよね
自宅では絶対に無理!
ただね、炭酸をつかえば
モノエタノールアミンを除去することは理論上可能です
サロンで、カラー後に炭酸シャワーを使うと
感触が良くなるのはこのためです
ただ
炭酸で除去できるのは
表面のモノエタノールアミンだけで
髪の中に深く入り込んだモノエタは
炭酸では簡単に除去できません
もう一工夫が必要なんですよ
髪の内部で炭酸を発生させる方法・・・
あくまでも理論上なんだけどね
ここでは書きませんよ、秘密なんで
ピュアミングを導入しているサロンは知っていると思いますので
知りたい方はそちらにお問い合わせを
ここまでご理解いただけましたか?
まとめると
髪を大切にしたかったら
泡カラーやツンとした臭いのないホームカラー
は、やめて下さいってお話
便利なモノには裏がありますんで♬
ここまでお読みいただきありがとうございます